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久々の飛行機に・・・10   

マヨルカ島からバルセロナまでは、でっかい客船で。
豪華客船ではないけれど、船の中に長いエスカレータがあってそれを上って、レストランのフロアへ。
チープな料金だと個室ではなく、そのレストラン兼カフェ兼バルのスペースが客室。
広くて自由に使えて得した気分。

長い7時間という船旅。
甲板からぼーーーっと去り行くマヨルカ島、そのうち水平線へと変わる船からの景色やかもめがどこまでついてくるかを眺めて過ごす。
または、全然使われていない山積みにされたデッキチェアの一番上でぐうぐう寝てしまったり。
今までの旅の疲れを癒すのに最適のひととき。
こういう何にもできない、することが何もない時間って、旅ならでは。
至福。

波は絶対に同じ模様を作り出さない。
一秒ごとに変わりつづける、その大地の波動にとりつかれて、旅人は甲板にでる。
その船が日常の人々は、カフェのいすからほとんど動かない。



バルでチョコデニッシュを買おうとしたら、日本語がほんの少し分かるガタイのいいおにいさんとおじちゃんのちょうど間くらいの年齢の人に、「こっちのデニッシュが最高だから食べるといいよ」としきりに薦められ、それを頼んでみる。
「もちろん、温めるだろう」といって、カウンターの人に頼んでくれた。
デニッシュがあたたまるまで、かたこと同士でいろいろ話す。
彼は、空手を習っている人で、それで日本人にフレンドリーだったのだ。
こういう異国の地で日本の文化を感じることができて誇らしい気分だった。
日本人でよかったなーって思う瞬間のひとつ。

小さなコミュニケーションから生まれる、笑いや好奇心。
もう二度と会うこともない人だから、よりいっそうあたたかい時間として残るんだな。

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# by ame_agare | 2008-12-08 12:15 | travel

販売します   

gutio作のおさいふ、2番目、3番目です。


1.光沢を抑えたゴールド×黒・・・3500円
2.オーロラグリーン(これはわたしが惹かれた色)×オフホワイト・・・4000円

これからもgutioの気まぐれでお財布作りは続いていきます。
最近購入したアンティークのボタンを留め具に使って作ってもらう予定もあります。

どうぞお楽しみに!

1.
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2.
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↑写真だとグリーンが分かりにくいですね・・・
なんとなくムーミンを思い浮かべるのだけど、ムーミンは緑色だったかなぁ。
こちらの縫い糸はシルバーの刺繍糸です。
販売します_b0110339_23315913.jpg


なお、お財布は端材を無駄のないよう、有効利用して作られております。
製品の強度などには問題ありませんが、あらかじめご了承ください。

こちらまでお気軽にお問い合わせください。
ame_agare@excite.co.jp

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# by ame_agare | 2008-12-02 23:40 | ☆SHOP OPEN☆

久々の飛行機に・・・9   


マヨルカ島三日目。

ツアーに参加する。
マヨルカ島は小さいけれど、小さな村があちこちに点在していて心が惹かれる。
けれど、このツアーは観光のメインスポット、ドラック洞窟のほかには、ほとんどショッピングツアー。
バスに乗って一日。

ゴルディオラ、ここのガラス工房は建物も古く、趣きがある。
スペインの太陽をあびて、その彫刻的な建物は昔の邸宅のように立派だった。
屋内には、黄色いガラスの採光窓から黄色い光が降りてきて、そのなかで職人さんがグラスや花びんをつくっていた。

マホリカ、ここは立派な建物で真珠アクセサリーの販売と実演を行っている。
大粒のピアスを買う。
人工だからお手ごろ。
滞在時間が無駄に長く、アイスを食べてだらだら出発時間を待っていたたら、バスが止まっている駐車場は、オリーブの木で作った商品の販売店のもの。
なぜか大きな恐竜のオブジェがたくさん。
真珠なんかいいからこっちに来てれば良かった。

ドラック洞窟
深い鍾乳洞。幾重にも垂れ下がる石灰のはしら。
洞窟の底には小さな湖があり、船に乗った楽隊がやってきて、美しい音楽を演奏する。。。
けれど、ランチで飲んだワインに酔って、ベンチに横たわっていたわたし。音楽を鑑賞するどころではなく。
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最後の宝石屋は、プランにないのに強制連行。
予算の持ち合わせもないから、そそくさと出てると隣に小さなバルがある。
横に小さなサッカー場を併設している。
そこへよろよろと古ぼけた、でもいい味の自転車に乗っておじいさんがやってきて、その人気のないバルに入っていく。
わたしたちも後から入っていき、カウンターでお水を注文しているとさっきのおじいさんが、わたしに何か話しかけてくる。
都合よく「ボニータ、ボニータ」と、言っているところだけわかる。
「かわいい」って意味だったと思うんだ。
そのおじいさんはとても真剣なまなざしで、澄んだ目で繰り返しわたしに「ボニータ」と言っている。
少し困惑したけれど、なんだか胸が熱くなった。

4ヶ国語でひっきりになしにツアーの案内をするガイドのトニ。
バスの席がわたしたちの後ろだったいちゃいちゃカップル。
そしてこのおじいさんに出会えた充実した1日だった。
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# by ame_agare | 2008-11-25 21:17 | travel